水中鉄砲の作り方 です。
作成しても絶対に人や動物に向けないでください。又、作成したもので怪我や損害が発生しても 管理人は一切の責任を負いません。このことを了承した人のみが読んでください。
また、使用する直前までは銛が発射できる状態にしないでください。誤動作して発射したりして危険です。
写真は昔、私が良く行った田舎の川です。当時は2段目の滝の下にテトラポットが 敷き詰められていて、魚が沢山いました。ハヤなどは産卵シーズンになると川が真っ黒になるほど集団になっていました。 卵は浅瀬に産むので、手で30匹は簡単にとれました。それ以上、楽勝に捕れるのですが、食べ切れません〜(^_^.) たいてい料理はそのままのの天ぷら(母親は農業で忙しかったのだ)でしたので、はっきり行って嫌いでした (今思うと甘露煮にすれば美味しく食べられたと思う)が、おじいさんが喜んで食べて、褒めてくれたので 良く中学校の帰りに捕って行きました。残念ながら2007年くらいにこの川のハヤは絶滅しました(T_T)。 原因は河川堤防と砂防ダムの工事かな〜? だれも望んでないのに作られる.... 民主党に期待したいです。



  1. 材料

    • パイプ

    • 本体です。筒状で、水と衝撃に強いものなら何でもOKです。竹とか傘の柄(最近の傘の柄は弱いので強いやつを探してください)とか ゴルフクラブの柄とか..
      ただ加工のしやすさと耐久性を考えると、水道管に使われるパイプが良いと思います。
      長さ太さは好みで良いのですが、川が小さいほど短いほうが取り回しが楽です。川がでかくなると泳いでいる魚が多いので長いほうが有利です。 海はゴルフクラブくらいないと多分使えないと思います。作ったこと無いですけど..(-_-;)


    • 魚を刺す部分でハガネを使用します。なかなか材料が無いのですが、自転車のブレーキの連結部分が最適だと思います。 最近はワーヤーになってるみたいなので入手困難かも? どぶ川に落ちてる自転車を引き上げれば付いているかも〜(^.^)。 小学生のころは、沢のみで魚捕りをしたので傘の柄+自転車のスポークを使ってました。ただ、銛が細くなると、 魚を刺した後湾曲するので大物は逃げられる可能性大です。ホームセンターを探せば良いのがあるかも?

    • チューブ

    • 銛の動力源です。チューブと言っても色々なタイプがあります。基本的に厚いと伸びが小さく、耐久性があり 薄いと伸びが大きく、切れやすいです。前者は車、後者は自転車のようです。自転車のものが伸びやすく威力があるような気がします。
      長さは本体の長さと威力を考え決定します。太さは威力に関係するのですが、太すぎると引っ張るときが大変です。 鱗のしっかりした魚を捕るのでなければ、威力を気にする必要はありません。取り回しが楽なほうが良いです。 目安として、アルミ缶の貫通くらいかな〜... 若いころは競ってスチール缶を貫通させた..(^_^.)
      あと、銛が発射された時のクッションとして使用します。

    • 命中率UP用筒

    • 本体のパイプは太いので、命中率が下がります。よって先端に銛が通るくらいの筒を先端に装着して、 銛の先端がブレないようにします。ハガネの太さにもよりますが。シャープペンやボールペンの柄で良いと思います。 写真はなんだろ? 多分 鉄製の鉛筆キャップの直径を小さくしたものだと思います。

    • 命中率UP用筒の固定用楔

    • 木でもプラスチックでも何でも良いです。削って命中率UP用筒を本体の内側に固定します。水中ボンドでも良いと思います。

    • 針金

    • チューブを本体に固定するのに使用します。



  2. 本体加工

  3. パイプの両端を残して図のように、カヌーを作るように切り取ります。まず両端にのこぎりを1/4程度入れ、 ナイフで削りとります。ナタがある方はナタのが楽です。ある程度削れたたら、ヤスリで平らに削ります。 最後に、手前の部分に銛の引き金部分を掛ける、切り欠きを作成します。のこぎりの歯を2つ入れペンチなので 取り除きます。この部分が引き金のフック部分になるので垂直に切り取ってください。斜めだと誤発射の原因になります。
    本体を金属にした場合は全て、ひたすらヤスリで削って行くしかありません。(^_^.)


  4. 銛加工

  5. 銛の引き金部分をペンチで曲げて作成します。チューブを掛ける部分と、本体フック部分に掛ける部分を作成します。 フック部分の湾曲はフック部分に確実にかかるように曲げます。湾曲の角度が小さいと誤発射の原因になります。
    あとは、先端をヤスリで鋭くします。鋭くしすぎると先端が石に当たった時に折れてしまいます。図のように 鈍角的な楔型にしておくのが良いように思えます。


  6. チューブ加工

  7. 動力源のチューブは2、3枚作成します。現場でチューブが切れることがあるので予備です。 それぞれ長さや太さを変えておいて対象獲物によってチューブを選択するのも良いでしょう〜 取り付け時、チューブは折り返すので長めにカットしときます。 後は本体に巻くクッション用のチューブをカットしておきます。


  8. 組み立て

  9. 銛を本体に挿入したまま本体先端に命中率UP用筒を挿入して楔または水中ボンドで固定します。 この時銛がスムーズに動作し、先端がブレないことを確認します。
    次に図のようにクッション用のチューブを発射した銛が当たるところに巻いて針金で固定します。
    次は動力源になるチューブを針金で固定します。まずチューブを固定するところに滑り止めの傷をつけます。 そしてチューブは図のように針金で固定した後、折り返して、再度針金を巻くとしっかり固定できます。 この作業はチューブの威力を確認しながら行ってください。


  10. 完成

  11. 水中鉄砲は絶対に人や動物に向けないでください。 又、作成したもので怪我や損害が発生しても管理人は一切の責任を負いません。
    では 怪我をしないよう、させないよう、楽しんでください。